2024年10月より東京都杉並区の日本医歯薬専門学校・視能訓練学科1年生を対象に行われているスポーツビジョンの授業は、全15回のうち11回を終え、順調に進行しています。そして、2024年12月19日(木)には、年内最後となる第12回目の授業が実施されました。
この日は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)に所属し、当協会の学術顧問を務める須藤大輔が特別講師として登壇。「高齢者の転倒と視機能」をテーマに、スポーツビジョンの観点から視覚能力が高齢者の転倒リスクに与える影響について詳しく解説しました。
授業では、視覚機能の低下がバランス能力や反応速度にどのように影響するのか、具体的なデータや研究事例を交えながら講義が行われました。また、転倒予防に役立つ視覚トレーニングの実践例も紹介され、学生たちは高齢者医療の現場におけるスポーツビジョンの重要性を学ぶ貴重な機会となりました。
スポーツビジョンの授業は2025年1月以降も引き続き実施され、全15回のカリキュラムを通じて、学生たちは視覚機能の向上とその応用について深く学んでいく予定です。当協会は、今後も教育機関と連携し、視能訓練士の育成に貢献してまいります。