2024年11月12日(火)、地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所と神奈川県が主催する「なるほど!体験出前教室」の一環として、伊勢原市立比々多小学校で特別授業が実施されました。このプログラムは、将来の科学技術やものづくりを担う子どもたちの知的好奇心や探究心を育むことを目的とし、県内の研究者や技術者がボランティア講師として参加する取り組みです。
今回、当協会の学術顧問で東海大学情報理工学部教授である室谷顧問が「光関係とスポーツビジョン」のテーマで応募し、採用されました。当日は6年生3クラス(96名)を対象に多目的室で授業が行われました。1校時目の8:55から3校時目の11:30まで、各クラス交代制で実施されました。
授業では、1クラスを2グループに分け、スポーツビジョン能力測定を体験するグループと、室谷顧問が錯視や脳トレに関する講話を行うグループに分かれて活動を行いました。スポーツビジョン測定では、「目と手/身体の協応動作」と「中心部/周辺部感知力能力」の2項目を全生徒が体験しました。測定には当協会が開発した最新の測定機器が使用され、子どもたちは楽しみながら視覚の仕組みを学びました。
この体験授業は、子どもたちが視覚と脳の関係について新たな発見を得る貴重な機会となりました。また、結果として、参加した小学生のスポーツビジョン能力に関するデータが収集され、今後のスポーツビジョン研究やトレーニングプログラムの開発に活用される予定です。
当協会は、こうした活動を通じて子どもたちの学びをサポートし、スポーツビジョンの可能性を広げるための取り組みを引き続き推進してまいります。