慶應義塾高校野球部は練習にビジョントレーニングを取り入れることになり、そのサポートを我々JSVAが行うことになりました。初回はまずビジョントレーニングを始める前の選手たちの眼の状態を記録するため「スポーツビジョン能力測定」を行いました。測定後には、一年間にわたり行う「ビジョントレーニング」の幾つかを選手たちに体験して貰いました。後日、スポーツビジョンに関する基礎知識を学んで貰うための講座を開き、その後取ったアンケートの結果から読み取れる選手の考えついてご紹介します。
1. スポーツビジョン能力測定後のアンケート結果
選手たちの眼の状態を測定し、ビジョントレーニングの概要を伝えた後に実施したアンケート結果から、以下のような選手たちの考えや気持ちが見えてきました。
全体的なまとめ
- 期待していること: 多くの選手がトレーニングに対する高い期待を持ち、自身のパフォーマンス向上に役立つと考えています。
- 不安や懸念: トレーニングの効果や具体的な内容に対する不安を感じている選手もいます。
- 現在の視力や眼の状態: 視力や眼の状態に不安を抱えている選手が多く、改善を望んでいます。
- 他のトレーニングとのバランス: トレーニングが他の練習にどのように組み込まれるかに関心を持っています。
- 過去の経験: ビジョントレーニングを既に経験している選手は、その効果を実感していることが多いです。
- コーチの意見: コーチの意見を重視し、その指導に従いたいと考えています。
- 仲間の影響: チームメイトの意見や経験を重視しています。
- トレーニングの具体的な内容: トレーニングの方法や内容に関心を持っています。
- 時間と労力の投資: トレーニングにかかる時間と労力に対する考え方は様々ですが、多くの選手が積極的に取り組む意志を示しています。
- 成果の期待: トレーニングによる成果、特に試合でのパフォーマンス向上に対する期待が大きいです。
代表的な意見
- 期待していること: 「視力が良くなりたい」、「試合でのパフォーマンスが向上することを期待している」など。
- 不安や懸念: 「トレーニングの効果があるのか疑問」、「視力が悪化するのではないかと心配」など。
- 現在の視力や眼の状態: 「視力が悪いので改善したい」、「遠くのものが見えづらい」など。
- トレーニングの具体的な内容: 「どのようなトレーニングをするのか知りたい」、「具体的な効果が知りたい」など。
2. ビジョントレーニング基礎知識学習後のアンケート結果
ビジョントレーニングやスポーツビジョンに関する基礎知識を学んだ後のアンケート結果から、選手たちの考えや気持ちの変化が見られました。
全体的なまとめ
- ビジョントレーニングの重要性の認識: 多くの選手がトレーニングの重要性を理解し、その効果を信じています。
- トレーニングの具体的なメリット: トレーニングが競技パフォーマンスに与える具体的なメリットを実感しています。
- 学んだ知識の実践: 学んだ基礎知識を実践に移す意欲が高まっています。
- トレーニング内容の理解: トレーニングの内容や方法についての理解が深まり、積極的に取り組む姿勢が見られます。
- 視力の重要性: 視力が競技パフォーマンスに与える影響についての理解が深まりました。
- トレーニングの継続: トレーニングを継続して行うことの重要性を認識しています。
- チーム全体の取り組み: チーム全体で取り組むことのメリットを感じ、協力的な姿勢が見られます。
- 疑問の解消: 不安や疑問が減少し、前向きな意見が増えました。
- 自己管理の意識: 視力や眼の状態を自ら管理する意識が高まっています。
- 未来のビジョン: 将来のパフォーマンス向上に対する期待が一層高まりました。
代表的な意見
- ビジョントレーニングの重要性の認識: 「ビジョントレーニングの効果を信じている」、「競技パフォーマンス向上に重要だと感じた」など。
- トレーニングの具体的なメリット: 「打撃の際の反応が良くなりそう」、「守備での動きがスムーズになりそう」など。
- 学んだ知識の実践: 「自宅でも練習を取り入れたい」、「トレーニングを毎日続けたい」など。
- 視力の重要性: 「視力が悪いとパフォーマンスに影響することが分かった」、「視力を良く保つことが大切だと感じた」など。
- トレーニングの継続: 「継続が大事だと感じた」、「毎日のトレーニングを心がけたい」など。
3. 総括
初回のアンケートでは、ビジョントレーニングに対する期待と不安が交錯していましたが、基礎知識を学んだ後のアンケートでは、トレーニングの重要性と具体的なメリットを理解し、積極的に取り組む姿勢が強まりました。選手たちは視力の重要性を再認識し、自己管理の意識も高まっています。トレーニングを継続して行う意志が固まり、チーム全体で協力して取り組む姿勢が見られるようになりました。これにより、選手たちはトレーニングを通じて将来のパフォーマンス向上に対する期待を一層高めています。
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