スポーツビジョン概要と当協会の歩み

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第25回スポーツビジョン研究集会
特別講演および教育講演

 

特別講演 「眼の進化と加齢性変化」

 

栗原 俊英 氏

 

慶應義塾大学医学部眼科学教室 特任准教授
慶應義塾大学医学部・大学院医学研究科付属 総合医科学研究センター 光生物学研究室 主任研究員
文部科学省 学術調査官(兼任)

 

私たちの遠い祖先はカンブリア紀に光を感じることができるようになり、追う者と追われる者に分かれ、生物の多様性が生まれたと言われている。恐竜が地球上を支配していた時代、私たちの少し古い祖先(哺乳類)は暗がりでもモノが見える機能(暗所視)を獲得し、捕食者が活動しない夜間に行動できるようになった。暗所視の獲得と引き換えに色を区別する機能を減らしたため、イヌやネコなどは赤と緑の区別があまりつかずセピア色のような視界にいるが、私たちの近い祖先(霊長類)は、森の中で熟した果実を見つけるために再び赤色が区別できるようになったと言われている。

このような暗所視、色覚は視細胞に存在する光受容体の特性によって決まる。光受容体に結合する光感受性物質が光子によって異性化することが視覚カスケードの開始点だが、再び視覚刺激を得るための再異性化過程(視サイクル)を経るたびに副産物として生成される活性酸素や脂質代謝産物が加齢とともに蓄積する。

このように眼は日々光を受け止める仕事をしながら、その過程で発生する「有毒物質」を排除し続け、その破綻が加齢黄斑変性などの疾患を生み出すのである。本講演では、眼の進化の過程をたどりながら、私たちが獲得した視機能の恒常性がどのように維持されどのように失われていくのか供覧し、失われた視機能を再建するために、当研究室で行っている様々な取り組みについて紹介する。

 

  • 2001年 筑波大学医学専門学群 卒業
         慶應義塾大学病院眼科 研修医
  • 2009年 慶應義塾大学大学院研究科博士課程 修了
         米国スクリプス研究所Research Associate
  • 2013年 慶應義塾大学医学部眼科学教室 助教
  • 2015年 慶應義塾大学医学部眼科学教室 特任講師
         総合医科学研究センター光生物学研究室 主任研究員(現在に至る)
  • 2016年 文部科学省 学術調査官(兼任)(現在に至る)
  • 2017年 慶應義塾大学医学部眼科学教室 特任准教授(現在に至る)

 

教育講演 「スポーツビジョンの過去とこれから」

 

真下 一策

 

一般社団法人 日本スポーツビジョン協会 代表理事

 

 

 

「スポーツビジョン」は1978年にアメリカで始まり、1986年に株式会社東京メガネの白山晰也社長(当時)によって日本に紹介されました。

我々は1988年に「スポーツビジョン研究会」を設立しましたので、今年で誕生30年になります。このあたりで、あらためて、学会発表などを含めて、スポーツビジョン研究の歩みを振り返ってみたいと思います。

また、スポーツビジョンの4つのテーマを簡単にまとめて、将来の展開を考える材料にします。次の研究を担う皆様の新しい発想や行動力に期待したいと思います。

 

 

  • 1945年 広島生まれ
  • 1970年 広島大学第一外科教室入局
  • 1980年 スポーツ医学を志して上京
  • 1983年 日本体育協会[現・日本スポーツ協会] 認定スポーツドクター[第1期生]
  • 1988年 スポーツビジョン研究会 設立・代表
  • 2018年 一般社団法人 日本スポーツビジョン協会 代表理事(現在に至る)

 


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